VSCode を使用して、Kotlin で HelloWorld を実行するまでの流れを、公式の手順に沿って実行する。
※ Kotlin は[JetBrains が主導で開発している言語ということもあり、Kotlin 公式では JetBrains 製の IDE であるIntelliJ IDEA の使用を推奨してい。そのため、快適に開発を行いたい場合は IntelliJ の使用が望ましい。
1. Kotlin コンパイラをインストール
1.1 コンパイラをインストール
Mac であれば、Homebrewを使用してインストールするのが簡単。下記のコマンドでインストールを行う。
$ brew update
$ brew install kotlin
1.2 インストール成功確認
インストールしたコンパイラは、kotlinc
コマンドで実行できる。インストールの成功を確認するため、下記コマンドを打ってヘルプが実行されるかどうか確かめる。
$ kotlinc -help
2. VSCode でコードを書く
2.1 VSCode エクステンションをインストール
デフォルトの VSCode では Kotlin の SyntaxHighLight が効かないため、これを有効化するためにエクステンションをインストールする。
2020 年 7 月現在では、以下の 2 つがダウンロード数が多く人気のようだ。
- Kotlin
- Code 補完
- Linting
- Formatting
- デバッグ
- ジャンプ
- Signature help
- Kotlin Language
- Syntax highlighting
- Code snippets
2.2 コードを書く
拡張子を.kt
として新規ファイルを作成。ここではmain.kt
としてファイルを作成し、下記のコードを記入。
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3. コンパイルして実行
3.1 コンパイルする
インストールしたコンパイラを使用してコンパイルを行う。
Kotlin は variant(変異)言語と呼ばれ、様々な言語に変換が可能である。
It exists in variants that target the JVM (Kotlin/JVM), JavaScript (Kotlin/JS), and native code (Kotlin/Native).
(Kotlin overview | Android Developersより)
ここでは一般的な Java 実行ファイルである.jar
に変換をする。
$ kotlinc main.kt main.jar
3.2 実行する
実行にはkotlin
コマンドを使用する。
$ kotlin main.jar
下記のように表示されれば成功!
Hello Kotlin!